ミスト式立ち上げ(簡単!おすすめ!)
ミスト式立ち上げとは、
立ち上げ期間中、水槽を水で満たさず、水草を水上葉の状態で成長させ
レイアウトをほぼ完成させてから注水するという立ち上げ方法です。
知る人ぞ知る手法らしいのですが、水草レイアウト界の有名人タナカカツキ先生のブログで紹介され、
ここ数年でネットでもよく見かけるようになりました。
ミスト式立ち上げの大きなメリットとして、立ち上げ初期の栄養過多によるコケとの争いをスキップでき、
根はりしていない水草がエビ等のコケとり生体に抜かれるなんてこともなくなるという点があります。
デメリットはあまりなさそうですが、
特に大きな盛り上がりもなく水景が完成してしまうので物足りなさはあるかもしれません。。笑
それでは、さっそくミスト式立ち上げレポートさせてもらいます。
低床と石組までは前回の記事をごらんください。
ここまでは通常の立ち上げと同じです。
今回使用した水草はキューバパールグラス。小さい水槽なので葉が小さい水草にしました。
ADA水草の森を2パック使用しました。(0.5パック分くらい余りましたが)
※本当はミスト式立ち上げの場合、こういった組織培養の水草(寒天のやつ)より
普通に土やソイルで育てた水草の方が安全みたいです。カビるリスクが小さいため。
ミスト式立ち上げでは注水する頃には根づき、浮いてくる心配もないので置いていく感じで並べていきます。
(通常と同様、最初に植える量が多い方が立ち上げ期間が短く済む分リスクが減り、成功率が上がります。)
効果があるかは分かりませんが、一応飼育水を使ってみました。
この量を霧吹きシュッシュは大変なので普通にちょろちょろと水を注ぎました。
ミスト式立ち上げでは湿度を保つため、霧吹き後水槽を密閉します。
台所からサランラップを拝借し密閉。ライトをセッティングして立ち上げ完了です!
湿度100%に近いので、水槽の壁面は常に水滴でいっぱいです。
ソイルの表面も常に湿っている状態を保つことが重要です。
たっぷり水を入れていたらそんな心配はないのですが、
私は立ち上げ時の水の量が少なかったせいで一部ソイルに乾いている部分があったので、
途中で一度水を足しました。
1週間後の様子がこちら
正面からの画像がこちら
立ち上げ時期が9月下旬~10月下旬くらいだったので、気温がほどよかったのも
問題なく早く立ち上げられて要因だと思われます。
真夏や真冬では成長が遅くなるみたいです。
今回は特に問題の発生もなく完成しましたが、
立ち上げ時カビが発生していまうことや、
水が足りず、水草が枯れてしまう場合があるみたいです。
ポイントは水をたっぷり入れることと、カビの元をいれないことですね。
組織培養の水草を使う場合はよーく寒天を落としてください。
以上、ミスト式立ち上げレポートでした!いつか90でミスト式やりたい。